MT4やEAにおけるRCIの使い方
MT4
RCIはMT4での裁量トレードやEAでも使われる一般的なオシレーター系のテクニカル指標のひとつです。日本語に訳すと「順位相関指数」という意味で、上昇局面において買われすぎか、下降局面において売られすぎかを示す指標です。
RCIは±100%の数値の中で推移します。RCIのラインが0を抜けたことでトレンドの発生が示唆されます。0に近いラインのときはトレンドがまだ明確でないため、確実になるまで様子を見る方が良いでしょう。上に抜ければ上昇トレンド、下に抜ければ下降トレンドです。+80%を超えると買われすぎ、⁻80%を下回ると売られすぎを示します。
RCIは短期RCIラインと長期RCIラインと期間の異なるRCIを組み合わせて分析すると、より相場を読み取ることができます。短期RCIが長期RCIを下から上に抜けると買いシグナル、逆に短期RCIが長期RCIを上から下に抜けると売りシグナルと判断します。
MT4のチャートであらかじめダウンロードしたRCIを表示させる方法は以下のとおりです。
- MT4上部のメニューバーの「ファイル」→「データフォルダを開く」を選択。
- 「MQL4」→「indicators」のフォルダ内にダウンロードしたインジケーターのファイルをコピー・アンド・ペーストする。
- MT4を再起動する。
これでMT4内にRCIがインストールされました。次にチャートに表示させます。
- MT4画面左のナビゲーター内から表示させたいチャートにRCIをドラッグ・アンド・ドロップする。
- 全般タブから「DLLの使用を許可する」にチェックを入れ、パラメーターの設定を行う。
RCIはRSIと違い、トレンド相場でもレンジ相場でも役立つため、裁量トレードでもMT4のEAでも重宝されています。MT4にはデフォルトで搭載されてはいませんが、インターネット上でダウンロードが可能です。